A.I.







以前、これを見たときもそうなのですが、どうもこの映画のことを考えると、石ノ森章太郎氏の「人造人間キカイダー」のマンガ版の最終回を思い出してしまいます。
マンガをずっと読んでいたというわけではなく、「いきなり最終回」という、いろいろなマンガの最終回を集めた本を読んで知ったのだけれど、とても印象的な最終回でした。
悪の組織ダークと戦うキカイダー。ダークとの最後の闘いを続けるキカイダー。そこに、ハカイダーやビジンダー、そして兄弟サイボーグでもあるキカイダー01などが襲いかかる。それを撃破するキカイダー。
ハカイダーが問う。
「貴様には“良心回路”があるはず…兄弟である01などを破壊することなど、できないはずでは…」
するとキカイダーが答える。
「“良心回路”をはすでにはずした。これで僕は良いことも悪いこともできる“人間”になったのだ」
そして、ダークを壊滅させるキカイダー。
最後に、人間の姿に戻ったキカイダーは、サイドカーでどこかに去っていく。そして、最後の一コマ。
「こうしてピノキオは人間になりました。でも、本当に幸せだったのでしょうか?」
どう思いますか?
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