24.2.05

ラグビー・ルネッサンス

日本に帰国した際に購入、なんだかんだでやっと読了いたしました。
すでにお読みになられた方も多いかと思いますが、いちおうご紹介です。

ラグビー・ルネッサンス Official book of Japan Rugby Fool‐boy Union
日本ラグビー狂会

発売日 2004/12
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日本に戻ったときに、読みたいなぁと思っていたのが、この本とラグビーマガジンの2月号(欧州ツアーについての記事が載った号)。
ラグビーマガジン(以降、ラグマガ)は友人に購入しておいてもらい、日本にいる間に読みました。正直、このラグマガに掲載されていた、欧州ツアーに関する記者会見の内容を読んだとき、なんだかあきれるやら悲しいやら…。K強化委員長の発言からは、ファンに対する姿勢はまったく感じられず、口から出るのは「ジャパンには中長期的な強化が必要」という、お題目だけ(具体的な方針については言明なし)。H監督からは「(結果はだめだったが)収穫はあった」というような発言。確かに収穫はあったのかもしれませんが、それ以上に失ったものも多かったのでは?M専務理事(だったかな?)からは、「ジャパンの強化が最優先課題」という発言。わかってるんなら、具体的にどうするのか教えて欲しい…と、私的には文句しか出てこないような内容でした(雑誌自体は日本に置いてきてしまったので、記憶をもとに書きました。誤りがあったらご指摘下さい)。
さて、そんな状態の後で読んだ「ラグビー・ルネッサンス」。日本ラグビー狂会の本は、なかなか辛辣な批評も多いのですが、けっしておかしなことを言っているわけではなく(時に、私の考えと相容れない場合もありますが、ひとつの意見としてとらえられると思っています)、毎年楽しみにしています。
今回も、さぞや欧州ツアーについての批評が…と思ったのですが、実際にはそれほど多くは書かれていましせんでした。そんなことよりも、プロローグ(前書き)に書かれた文章に、ある種の衝撃を受けました。少々長いのですが、引用させていただきます。
いま、目の前でわれらのラグビーの歴史が奪われ、その未来が破壊されようとしている。だからこそ、改めてラグビーに関わる希望を語ろうと思う。『ラグビー・ルネッサンス』と名づけられた本書はそのような思いから企画された。ここに収められた八編の文章は、プレーをする快楽について、ゲームが呼び起こす感動について、そして数々の記憶が折にふれてわれわれを勇気づけてくれることについて語ろうとしている。ラグビーという優れて感動的なゲームは、その文化があたかも私物であるかのようにふるまう一部の人の側にあるのではなく、何よりも多くのプレーヤーとファンの真っ直ぐな愛の側に常にあるのだということを語ろうとしている。これはだから、もしかしたらあなたが忘れかけているかもしれない熱気へのひそかな招待状なのだ。

忘れかけていたかもしれません…(^_^;;
やはり私もラグビーファンのひとりとして、あきらめるのではなく、日本のラグビーを応援していきたい。ただ『応援』と言っても、それは、現状を無批判に受けいるのではなく、言うべきことは言うべきこととして、言っていきたい。それだけラグビーが好きだから…と、本書を読んで思ったりしました。
もうひとつ。
本書に「レフリーはレフリーである ーいまあらためて考えるラグビーの原点ー」という章があります。
この冒頭で、3つの質問が出て来ます。
��)レフリーは日本語でなんと言うでしょう?
 → たいがいは「審判」と答える
��)では、野球の審判は英語でなんと言うでしょう?
 → 「アンパイア?」という答えがでる
��)では、レフリーとアンパイアはどう違うのでしょう?
 → 答えが出ない…
これを読んで、自分も「?」となってしまいました…(^_^;
答えが知りたい方は、本書をご覧下さい。
ちなみに私は、この章を読んで、かなり目がら鱗が落ちました…(^_^;

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