13.5.05

ラッシュライフ

一年くらい前に、なんとなく買った「小説すばる」という雑誌に掲載されていた「太陽のシール」という短編を読んでから、すっかり気に入ってしまった伊坂幸太郎。「オーデュポンの祈り」と「陽気なギャングが地球を回す」の2作を読んで以降、他の作品は読んでいなかったのですが、久しぶりに読みました。
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��文庫版もあります)
一気に読んでしまいました。いやぁ。おもしろかった。


もともと、この作家の文章とか、セリフ回しなんかが好きなのですが、この作品では、ちょっと凝った構成にも、うならせられてしまいました。
黒澤という泥棒の物語、河原崎とう青年の物語、京子という女医の物語、そして豊田という失業者の物語。これらの物語が語られ、やがてひとつに合わさって行くという感じでしょうか。かといって、それぞれの物語が同時進行していって最後にどーん…というわけではありません。じゃなんなんだ?…興味のある方は、ご一読を。
ちなみに、今、同作家の「チルドレン」を読み始めたところ。
また一気に読んでしまいそう…。

2 件のコメント:

  1. (書評)ラッシュライフ
    著者:伊坂幸太郎 泥棒を生業とする黒澤、憧れの神を「解体」しようと誘われた河原崎

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  2. 「ラッシュライフ」伊坂幸太郎
    タイトル:ラッシュライフ著者  :伊坂幸太郎出版社 :新潮ミステリー倶楽部読書期間:2004/08/26 - 2004/08/27お勧め度:★★★★デビュー作「オーデュボンの祈り」に続き発表された本作。先に巷で評価の高かった「重力ピエロ」を読んだけど、自分としてはそこまでは・・

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