31.7.05

なぜラグビーが好きなんだろう?

サァファイアさんの「ココロミ」に「なぜ、ラグビーが好きなの?」というエントリがあります。
これを見た瞬間、そう言えば、自分は何故なんだろう?と思い、そう言えば、なんで自分はラグビーを始めたんだろうというところから、記憶の糸をたぐってみることにしました。

そもそも自分がラグビーを始めたきっかけは、兄の存在が大きかったと思います。と、言っても、兄はラグビーをやっていたわけではなく、アメリカンフットボールをやっていたのでした。ですから、小学校の頃などはラグビーはまったくわからず、アメフトの方が詳しかったくらいです。(ちょうど、NFLブームだった影響もあると思いますが…)
もともと、どちらかというとインドア派の少年だった私は、中学校のときにギター部に入部。しかし、そのギター部は顧問の先生の転勤をきっかけに、あえなく廃部。ならばということで入部したのが剣道部でした。この剣道部での活動をきっかけに、身体を動かすのが好きになり、高校に入っても、なにか運動をやろう、そう考えていました。
そこで最初にやりたいと思ったのはアメフトでした。しかし、自分が行きたいと思った高校にはアメフト部はありませんでした。アメフト部のあるところ…という基準で高校を選ぶという方法もないわけではありませんが、そこまでする気にはなりませんでした。また、当時の自分は、どちらかと言えば身体も小さく、体格もそれほどいいわけでもない。かといって、足が速いわけでもなく、肩が強いというわけでもない。そんなことを考えると、アメフトでやれるポジションって、ないんじゃないか、そんなことも考えました。
そんなときに、行きたかった高校にラグビー部があったこともあり、ラグビーならどうだろう?ということを考え、ラグビーに目を向けるようになりました。そして、とある雑誌に読み切りでラグビーを題材にしたラブコメマンガが、案外ラグビーを始めるきっかけだったのかもしれません。そのマンガは、ラグビーが好きな少女がラグビー部に入部、実際にラグビーをプレーするという、今考えれば「なんじゃそりゃ」なマンガだったのですが、その中で、身体が小さくても、それにあったポジションがある…みたいなことを読んで、ひょっとして自分でもできるかなぁ…と、素直な(と言えば聞こえはいいですが、単純というか阿呆な)私は、ラグビーをやってみようと決心したのでした。(なんか書いてて恥ずかしいほど、あほらしい考え…)
それから正月のラグビーなんかも見るようになって、こいつはおもしろそうだと思うようになりました。
アメフトにはないスピード感のようなものも感じましたし、それでいてしっかりとコンタクトプレーもある。さらに投げる(といっても、前には投げませんけどね)蹴るという要素もある。そんなボールゲームとある意味格闘技的な要素を持ったところに惹かれたのだと思います。
そして、なんとなくコンタクトプレーがあるところから、どちらかと言えば体がものを言うように見られがちなスポーツでありながら、けしてそれだけではなく、チームの戦略や戦術に加え、その時々の状況判断も必要と、頭も使わなければならない(もちろん、他のスポーツだってそうですけどね)というところも、魅力のひとつでありました。
更に言えば、15人それぞれが、それぞれに与えられているポジションとしての役割がありますが、それだけはなく、全員が状況に応じて様々なポジションの役割を果たさなければならない、他のポジションをサポートしなければならない、つまりはチームとして機能しなければならない、そんなところも魅力だと思います。例えば、アメフトであれば、オフェンスラインはパスをもらうことはできませんが、ラグビーであれば、プロップもパスをもらい、走り、トライを取ることもできます。
なんだかんだといろいろと書いてしまいましたが、いちおうまとめると、フォワードのぶつかり合いのような力対力の要素、針の穴を通すようなパスや、華麗なステップに見られる技の要素、そして15人が一つのボールを、それぞれがそれぞれをサポートしてゴールを目指すというチームプレーの要素、こういう様々な要素がからみあっているところが、ラグビーの魅力なんではないかと思っています。

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