29.4.05

ホラー・マーケット

昨日、ちょっと探している本があって古本屋に行ったときに見つけ、けっこう気になったのですが、その後、図書館にも行く予定だったので、購入するのはやめて、図書館で借りて読みました…(^_^)
ホラー・マーケット 田島 照久
かれこれ10年前に出た本のようですが、けっこう楽しめました。


著者の田島照久氏は、グラフィック・デザイナーもされている方で、その昔「ディノピクス」という、現在の風景に恐竜をコラージュしたCD-ROMなんかも出されていた人です。(ちなみにこのCD-ROM、私買いました…(^_^;)尾崎豊の写真集なども手がけた方なので、ご存知の方も多いかと思います。
さて、この本は、田島氏の作成されたCGと、30編の超短編ホラー小説で構成されている本で、小説の方が1行が短く、詩のように書かれていることもあって、パッと見ると詩集のような印象を受けます。
短いながらも、なかなかよく出来た話も多く、掲載されているCGの雰囲気と相まって、独特の読後感を与えてくれたような気がします。
私は単行本で読んだのですが文庫版も出ているようですね…。とりあえず、アマゾンのリンクを掲載していますが、少々古い本ですし、うまくすればお近くの図書館やブックオフなんかで見つけられるのではないでしょうか。さらっと読める本ですし、すべてが短編なので、通勤・通学のお供で読んでみてもよいのではないかという気がします。(って、これからGWだった…)
ただ、夜遅い、しかもほとんど人が乗っていない電車なんかで読んだら…ちょっと怖いかも。


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