7.8.04

ALL BLACKS の浅いライン

さて、トライネーションズも後半に入りますが、ここまでの結果を整理すると、

��位:ニュージーランド 2勝0敗 勝ち点=8点 (勝利P:8、ボーナスP:0)
��位:オーストラリア  1勝1敗 勝ち点=5点 (勝利P:4、ボーナスP:1)
��位:南アフリカ    0勝2敗 勝ち点=2点 (勝利P:0、ボーナスP:2)

で、ニュージーランドがトップ。そして、次のオーストラリア戦でボーナスポイント勝ちをすると、勝ち点が13点となり、優勝が決まります。
��2位のオーストラリアがニュージーランド戦でボーナスPを2、南ア戦で勝ち+ボーナスPで5とっても12点までしかならないため)

ここまで2勝しているニュージーランドですが、2試合とも勝ってはいるものの、トライ数は2試合で2トライ…。
オーストラリア、南アの両チームのするどい出足のディフェンスに、思うようにバックス攻撃ができていません。
これは、ニュージーランドが浅いバックスラインを使っていることにひとつの原因があると思います。

前のエントリにも書きましたが、どうもニュージーランドの浅い(浅すぎる?)バックスラインが気になります。
で、気になっていたところ、RugbyRugby.com に「All Blacks still have faith in The Plan 」と題して、これについての記事が掲載されていました。
これによると、やはりあの浅いバックスラインはチームとしての方針のようで、ヘッドコーチのグラハム・ヘンリーは、あの浅いバックスライン(flat attack system)が計画通りに進歩しているとして、
The philosophy is fine - what we are trying to do makes sense,
その考え(flat attack system)すばらしいものであり、私たちがやろうとするのは当然のことだ
The players want to do it, the coaches want to do it and we think its the right policy.
選手達もやりたいと思っているし、コーチ陣もやりたいと思っている。私たちはこの戦法が正しいと思っている

と言っているようです。
さらに、アシスタントコーチのウェイン・スミスも、
Just because they're not executing it right doesnt mean the idea is wrong
選手達が正しく(flat attacking systemを)プレーできていないからといって、考え方が間違っていることにはならない

との発言をしているようです。
と、いうことは、当然今度のオーストラリア戦でも、前の2試合同様、このFlat attacking systemを使ってくるということになると思います。
しかし、大丈夫なのでしょうか?
私は、せっかく世界屈指のバックスリーを持つオールブラックスですから、もっと早くバックスリーにボールがわたる戦法の方がいいと思うのですけど…。
もうひとつ、今度のオーストラリア戦についての興味深い記事を見つけたのですが、ちょっとエントリーが長くなりましたので、次のエントリーでその話を。
※ 引用文中の日本語訳は、私が意訳したものです。ひょとすると、間違いもあるかもしれません。変な訳があればお知らせ下さい。

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