いやはや、わざわざ夜遅くまで見たのに、がっくりもいいところ。
しかもこの「がっくり」は、試合結果云々ではなくて、“試合内容”がです。
このblogをご覧になる皆様であれば、当然試合結果はご存知のことと思います。
日本選抜 5-22 イタリア代表。
このシリーズ、ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、日本代表が結果を残せば(勝てば)いいのですから。だから、負けたことはいいのです。でも試合内容が…。
昨夜はどうも気分が悪いまま寝ることになってしまい、そして今朝の通勤電車の中で、もう一度昨日の試合のことを考えていたのですが、やはり「がっくり」です。気づいたところを。
● ミスが多すぎる
確かに、前半のディフェンスは、けっこうよかったと思いました。
しかし、特に後半に入ってからは、単純なミス(ハンドリングエラー)が多すぎ。あんなにぽろぽろやってて、勝てるわけがない。いや、それ以前にゲームにならない。
昨夜は暑かったというところもあるかもしれないが、それはイタリア代表も同じ。いや、イタリア代表の方が、ルーマニアからの移動の疲れの上に暑さがくるのだから、それ日本選抜が感じる以上に辛いコンディションだったはず。
それなのに、集中力を欠いたようなミスが多くては、見ている方も「がっくり」。
● 方針が見えない
この日本選抜は、勝つつもりだったのでしょうか?
もちろん最初から負けるつもりはないだろうけど、本気で“絶対に勝つ”という気持ちがあったのか?
だとすれば、もう少し「どうやって勝つのか、どうやって点を取るのか」を見せてほしかった。
特に後半。不用意なキック、戦略の見えないパス回し…。
前半にトライをとったけれど、1本だけだったわけだし、それなりにイタリア代表の動きを見た後なのだから、勝つつもりなら、どういうオプションを使うのか、そのあたりを徹底しなければならなかったはず。それなのに、日本選抜にボールがわたっても、どうやって相手陣まで行って、どうやって点を取るのか、それがまったくわからなかった。
意味のないキックに、イタリア代表もキックで返してくれた場面が多かったのでこの点差だが、もう少しイタリア代表がいろいろ仕掛けていたら、もっと点差が開いたのではないでしょうか?
● 選手達はどう考えていたのか
スポニチアネックス に「代表定着へ…イタリア戦真剣勝負! 」という記事があったけれど、本当にそういう気合いで試合に臨んだのでしょうか?試合に出ていた選手達には申し訳ないが、そのようには見えなかった。
本当に代表へ…という気持ちがあれば、もっともっと意欲的なプレーが出ていたはずでは?
残念ながら私にはそう感じられなかった。それがもっとも「がっかり」なところかもしれないですね。
もし、本気でやりながらあのようなミスの多いプレーしかできないとすれば、残念ですが代表になるには、もう少し時間がかかるのでは?
なにやら苦言ばかりになってしまいましたが、夜遅くまでがんばった見ただけに、「がっかり」もひとしお。
今回のイタリア代表は、来日メンバーの中でも若手中心だったようで、おそらく日本代表との試合では、また違ったイタリア代表となるのではないかと思います。
なので、日曜日の試合は、こんな試合にはならないと信じていますが…。
韓国戦のような気持ちで秩父宮を後にはしたくありませんので、日本代表にはがんばって欲しい。
※ おまけ ※
サンスポの記事。
タイトルが「金星の予感…日本選抜がイタリアに手応え十分の黒星 」
ラグビー国際親善試合、日本選抜vsイタリア代表(30日、長居)。日本選抜が、来日初戦のイタリア代表に5−22と敗れた。終盤突き放されての敗戦も、若手日本代表メンバーと昨季W杯出場組を中心とした“正代表予備軍”は、世界ランク11位の相手を後半29分までノートライに封じる健闘。4日に東京・秩父宮でイタリアと戦う日本代表にとっては、収穫ありの1敗だった。
…とても私にはそういう試合には見えなかったんですけど…
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