オールブラックスが辛勝。
New Zealand | South Africa | |||
1st | 2nd | 1st | 2nd | |
0 | 1 | T | 3 | 0 |
0 | 0 | C | 3 | 0 |
4 | 2 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
12 | 11 | sub | 21 | 0 |
23 | 21 |
スプリングボクは、勝負に勝って試合に負けた感じ。
SAのキックオフで始まった試合。
NZがキャッチしてラックになったボールを、いきなりSAがターンオーバーしてトライ…という波乱の幕開け。
その後、NZが3本のPGで逆転(9-7)したものの、NZ陣10m付近でのSAボールのスクラムが回ったところから、ブラインドサイドを抜け出て、一気にゲイン。NZもディフェンスするが、ボールをうまくつながれてトライ。コンバージョンも決まって9-14。NZがまたもやPGで追いすがったところで、SAがカウンターアタックからやはりうまくつなないでトライ。コンバージョンも決まって12-21。ここで前半終了。
後半もNZが攻めるも、SAが必死のディフェンス。NZはPGでじりじりと追いつき、後半30分に18-21と3点差までに追いつく。そしてNZが怒濤の攻撃で攻め続ける中、後半40分、NZのWTBハウレットが右隅に飛び込んでトライ。これでNZが23-21と逆転したところでノーサイド。
試合内容的には、SAがよかった。
まずディフェンスの出がよかった。これがある程度裏目に出てペナルティとなった部分も多かったものの、NZのバックスにほとんどプレーをさせないディフェンスでした。
また、タックラーがしっかりボールを殺し、その後ポイントに入る選手もボールにからむというしつこいディフェンスから、NZの球出しのタイミングを崩していたところもよかった点でしょう。残念ながら、後半に追いつかれて3点差となったところで、ペナルティーでも同点になってしまうことから、若干で足が鈍ったところもあるものの、全体としてはよかったと思います。
アタックは…判断が難しいですね…。なかなかボールが獲得できず、きっちりとしたアタックができなかった感じがします。もちろん、3トライという結果が示しているように、チャンスではきっちり点数をあげていたのですが、完全にNZを崩したともいいづらいように思います。
一方のNZですが、きっちり最後に勝ったところはさすが。
しかし、SAのディフェンスが厳しかったところもあるものの、ハンドリングエラーが14(SAは9)と多かったのが気になります。ここできっちりボールを取っていれば…というところでのハンドリングエラーも目立ったように思います。
また、今のNZのバックスは、かなり浅めのラインをひいているのですが、SAの激しい出足に機能させられなかった気がします。NZバックスの方針なのかもしれませんが、途中でもう少し深めのラインにして、外勝負にもっていった方が良かったのではないかと思います。このあたりは、オーストラリア戦の中継でも、解説の岩渕くんも指摘していたことですが、後2試合で両チームが1戦目と同じようなディフェンスをしてきたとき、今のままでは危ないのでは?
ディフェンスは、それほど悪いという感じはしませんでしたが、かといってよいという感じもあまりしませんでした。ここもちょっと気になりますね。
ただ、途中出場のSHケラハーがなかなかよかった。なかなかケラハーのプレーが見れなくて、ちょっと残念…と思っていたのですが、やっと見られました。
さて、次の試合はワラビーズ vs スプイリングボク。
両チームのNZとの戦いを見ていると、かなりおもしろい試合になるではないかという予感が。
次週が楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿