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日本でのJSPORTSの初回放送は3月6日のようですが、村上晃一氏の「ラグビー愛好日記」の「いよいよ決勝戦。」というエントリでもふれられていたこの試合、昨日(この原稿を書き始めたときの昨日。正確には2/25)の夕方、シティーにあるスポーツバー(Holy Grail)で観戦してきました。クルセイダーズのホームゲームながら、クライストチャーチのジェイド・スタジアムではなく、ティマルで開催。プロ野球の地方開催みたいなもんですね。
実はこの日、毎週一試合だけ地上波で9時過ぎから放送される試合もこの「クルセイダーズ v シャークス」だったので、わざわざスポーツバーに行く必要もなかったのですが、ちょっと夜に行くところもあったので、ついでに見て来たという感じです…(^_^;
続きには試合結果も記載されておりますので、放送を見るまで結果は見たくないという方は、試合を見てからでもまた来て下さい…(^^;
さて、シャークスの注目はやはりトニー・ブラウンでした。ワイルドナイツでのプレーが終わってすぐのスーパー14参戦。どんな動きをするかと思っていたのですが、なかなかよかったと思いました。ややキックの選択が多く、もう少し回してもいいのでは?という気もしたのですが、効果的なキックも多く、合流してすぐとは思えない馴染み方(?)という気がしました。村上氏もふれているように、残念ながら前半途中での交替となってしまいましたが、今後の活躍が楽しみな気がしました。
対するクルセイダーズですが、前節よりはよくなった感じはあるものの、やはりディフェンス面で少々不安を感じました。と、いうのも、なんとなくぽこっとラインブレイクされてしまう場面がけっこうあるように感じるんですよね。この試合シャークス2本目のトライは、ハイパントの処理ミスからブレイクされて一気にトライとなってしまったのですが、これもあれあれって感じでのトライ。こういうのを減らさないと、これからの試合、厳しくなるのではないでしょうか。
さてゲームは、シャークスがPGで先制、前半20分過ぎにはパスをインターセプトしたシャークス(15) モンゴメリーが一気にゴールまで走りきってトライ。後半始まって少しのところで、前述のパント処理ミスから、シャークス(14)ンドゥンガネがトライと、クルセイダーズは、6-20とシャークスに14点差のリードを許してしまいます。その後、ギアとラルフのトライで19-20と一点差まで詰め寄ります。特に後半の中盤からはクルセイダーズが主導権を握って攻撃を続けますが、なかなかシャークスディフェンスが崩れません。
ひょっとして、このまま行くのか…と思われた後半33分頃、シャークス陣内に攻め込んだクルセイダーズは、10mライン付近(だったと思う)からカーターがドロップゴール!この試合でも、今ひとつキックにさえが見られなかったカーターが、ここ一番のキックを決めて22-20とやっと逆転。結局、この後両チームとも点は入らず、これがファイナルスコアとなりました。まさにクルセイダーズの辛勝でありました。まったく、見ている方はハラハラしてしまいましたよ…ほんと。
結局、この試合を決めたカーターですが、村上氏のブログで書かれているように、いいプレイヤーになったなぁと思います。この日、キックが今ひとつ、浮かし気味のロングパスをモンゴメリーにインターセプト、トライされるというシーンもありましたが、ロングのタッチキックや、ボールの動かし方などは、かなり慣れてきたという印象を持ちました。私がカーターを見たのは、オールブラックスでのセンターのプレーが最初だったと思うのですが、当時からこいつは出て来そうという予感はあったものの、ファーストファイブ(スタンドオフ)として、こんなプレーの出来る選手になろうとは思っていませんでした。
しかし、私の選ぶこの試合のマン・オブ・ザ・マッチは、クリス・ジャックですね。マイボール・ラインアウトでしっかりしたキャッチ、そしてシャークスボールのラインアウトからしばしばボールをキャッチしたり、モール・ラックでの地味な働き…。さすが、オールブラックと思わせてくれるプレーだったと思います。
残念ながらボーナスポイントはなく、第三節終了時点ではボーナスポイントをとって勝ったハリケーンズが一位、クルセイダーズは2位となってしまいましたが、この調子でまずはプレーオフ進出、そして初代スーパー14チャンピオン目指してがんばってもらいたいものです。
ちなみに第四節は、ジェイド・スタジアムで宿敵ブルーズを迎えての試合。スーパー14の阪神巨人戦とも言えるこの試合、見に行きたいと思います。
元TITLE-こちらにもお邪魔しました(^o^)
返信削除来週は宿敵ブルーズとなんですね!
以前テレビ番組の中で、「ドコのチームのファンがあなたにとって嫌ですか?」みたいな質問があった時、クルセーダーズ以外のチームの選手は、みな「クルセーダーズ」と答え、クルセーダーズの選手は、「自分がクルセーダーズでなければ、クルセーダーズだろう(笑)」と答えていました!チームを愛する気持ちが人一倍強いCHCHの人々、私も間違いなくその一人です(笑)