前に「yumyum」というインスタントラーメンのことを書いたことがあったが、今回は日本生まれで香港育ちと思われる「出前一丁 Tonkotsu Flavor」を食べてみた。結論から言えば、普通においしかった。
中国、韓国、日本などのアジア系の食品を扱う「ASIAN FOOD WEARHOUSE」というお店があり、ここには様々なインスタントラーメンが売られている。以前紹介した「Yam Yam」を始め、日本でも(たぶん)おなじみの韓国「辛ラーメン」なんかも置いてある。そして、日本の「出前一丁ブランド」のインスタントラーメンも“いろいろな種類”が売られている。「“いろいろな種類”って、そんなに種類があるのか?」という疑問をお持ちの方もおられると思うが、あるのである。
冒頭に「日本生まれで香港育ち」と書いたのは、このお店で売られている「出前一丁」ブランドのインスタントラーメンは、実は香港の日清食品が作ったものだからだ。「香港カフェ日和」のエントリ「香港の人気者」で、様々な「出前一丁ブランド」のインスタントラーメンが売られていることが紹介されているが、ニュージーランドにはこの日清食品香港の作った様々な種類の「出前一丁」が、オーストラリアを経由して入って来ている。なので、“いろいろな種類”があるのである。ちなみに、どんな種類があるのかは、前述の「香港カフェ日和」でも紹介されているが、詳しく知りたいという方は、日清食品香港のサイトの「Product Family」のページで確認していただきたい。ちなみに「出前一丁ブランド」の袋麺は、「Demae Ramen (Pack)」というところにある。
さて、この「出前一丁ブランド」のインスタントラーメン、こちらではちょっとした高級品である。今回の購入価格は忘れてしまったのだが、スーパーなどで普通に売られている袋のインスタントラーメンが、NZ$0.20〜30(約25円)程度なのに対して、「出前一丁ブランド」はNZ$1.50前後(約120円)となっている。さすが「出前一丁」。
袋を開けると、麺と粉末と液体のスープの小袋。ちょっとしたことだけれど、ちゃんとスープが液体と粉末の2種類が入っているのにはちょっと感動。味が期待できるというものだ。ちなみに、液体スープの袋には「秘製」の文字が。中国語では大した意味はないのかもしれないが、この字面を見ていると「秘密の製造法で作った、おどろきのうまさをおとどけします」とでも言っているようで、期待が膨らんでしまった。
で、食べてみた感想としては、冒頭にも書いた通り『普通においしかった』。なんかがっかりしたようにも聞こえるかもしれないが、これは決して期待はずれということではなく、まさに期待通りの「とんこつ味」だったということ。そして、案外この「普通においしい」というのがなかなかなかったりするので、これは私にとってはけっこうな褒め言葉なのである。日本のラーメン、万歳!って感じであった。
ところで、パッケージに書かれている「出前一丁」のキャラクタ。よく見ると、写真のように「清仔®」と書かれていた。せいこ…?きよこ…?どちらにしても「®」マークがついているのがすごい!などと思いながら調べてみたら、香港では「ちんちゃい(Ching Chai)」という名前になっている模様。日清食品の「清」をとっているってことでしょうか?ちなみに日本では「出前坊や」って、なんのひねりも無い名前だったんですね(って、別に「ちんちゃい」がひねっているとは思えませんけどね)。
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