1.8.05

今週読んだ本(7/24 - 30)

今週はずっと読んでいる森博嗣以外の本も読んだので、合計7冊。


4061823639四季・冬森 博嗣講談社 2004-03-06売り上げランキング : 15,881Amazonで詳しく見る by G-Tools

だいぶ観念的になってきた感じがして、私にはちょっとついて行けなくなってしまった感じがした。
いずれにしても、この「四季」の四部作、できれば「S&Mシリーズ」と「Vシリーズ」を読んでから読んだ方がよいような気がする。
4487754070イギリス正体不明赤瀬川 原平東京書籍 1994-10売り上げランキング : 351,789おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

「トマソン」で有名な赤瀬川原平の写真集。
先週読んだ「散歩写真のすすめ」の触発され、赤瀬川氏はどんな写真を撮っているのだろう…と気になって図書館で借りた。
イギリスを中心に、過去の写真なども入っているだが、路上の不思議物件「トマソン」に限らず、思わずうなる視線での写真が並んでいる。また、写真に寄せられているひとことがとてもいい。
こんな感じ写真が撮れて、ひとこと文章がかけたらいいなぁ…と素直に思った。
4478732205カエルを食べてしまえ!ブライアン トレーシー Brian Tracy 門田 美鈴ダイヤモンド社 2002-03売り上げランキング : 3,533Amazonで詳しく見る by G-Tools

この本で言うところの「カエル」とは最も難しく重要な仕事のことであり、「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪事はもう終わったと安心して過ごすことができる」という話から、まずは重要で難しい仕事からやることで、仕事をスムーズに、効率よく行える、といった、仕事のやり方のコツを21の章に分けて説いた本。
もっと少ない章にわけてもいいんじゃないか?と言う感じで、若干かぶったような話が何回も出て来るようなところもあるが、それぞれに何らかの示唆にとんだ話は入っているように思う。
ちょっと最近仕事がどうもうまく行かないなぁ…なんていう方は、読んでみるとヒントがあるかもしれない。
ただし、特に目新しいことが書いてあるわけではないので、人によっては「そんなこたぁわかってるさ」という感想を持つかもしれない。しかし、大事なのは、あらためてわかっていることを再認識すること、そして、よいと思ったことを実行することなんだと思う。
私自身、これを読んで、少し反省し、いろいろやってみようという気になった。
459404526Xスイッチ・オン!~あなたの生きかた切り換え術~ケヴィン・W・マッカーシー扶桑社 2004-03-18売り上げランキング : 305,712Amazonで詳しく見る by G-Tools

いわゆる自己啓発本に入ると思われるが、単純にこういうことをしなさいという書き方ではなく、1人の男が生活の閉塞感から「目的志向人間」(原題のTHE ONE-PURPOSE PERSONのこと)になろうと、これを実践する大学教授のところをおとずれ、その後この「目的志向」な人たちと出会いながら、それがどういうものなのか学んで行くという、物語形式になっている。
先のビジネス本もそうだが、すごく奇抜な方法を書いているわけではない。ではないけれど、正直、なかなか実際には実行できない(実行しない)ことが書かれていると思う。
どうもこの手の本を読むときは、妙に斜に構えて読んでしまっていたのだが、もう少し素直に読んで、おもしろそうと思ったことはやってみる…くらいの気持ちで読まないと意味がないなぁ…と思った。
4061822047六人の超音波科学者森 博嗣講談社 2001-09-05売り上げランキング : 18,503Amazonで詳しく見る by G-Tools

4061822314捩れ屋敷の利鈍森 博嗣講談社 2002-01売り上げランキング : 118,736Amazonで詳しく見る by G-Tools

4061822527朽ちる散る落ちる森 博嗣講談社 2002-05売り上げランキング : 30,526Amazonで詳しく見る by G-Tools

「Vシリーズ」の7〜9作目。ただし「捩れ屋敷…」は、講談社述べる20周年記念のスペシャル版として出たものらしく、通常の「Vシリーズ」のレギュラー陣が全員は出てはこず、そのかわりに「S&Mシリーズ」の西之園萌絵(にしのそのもえ)が登場するもの。これを読んで「四季」のある場面について「なるほど…」と納得できた。それにしても、このあたりでシリーズの連結を思いついたのだろうか?
後の2作、「六人の…」と「朽ちる…」はつながっていたりして、シリーズを読んでいると楽しめるものとなっている。ほとんどいないとは思うけど、いきなり「朽ちる…」を読むと、それなりには楽しめるかもしれないが、なんだかよくわからん…というところが出てしまうと思う。
いよいよこの「Vシリーズ」も残り一冊。現在読んでいるところ。
なんとなく、早く読みたいような、終わってしまうのが少々寂しいような…そんな気分。


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