28.7.04

ラグビーマガジン9月号

何気に買い忘れていた「ラグビーマガジン9月号」を昨日購入。
今月号の表紙は、先日来日したウィルコですね。

ちょっとこれを読んで思ったことなどを。

さて、巻頭特集のウィルキンソンのインタビュー記事。
読むとなんだかこの人の人柄とか、すごさみたいなものが伝わってきました。
私はどちらかというとイングランドは嫌いなのですが、やはりこの人はすごいと思いますね。
これに関連して、編集後記にこんなことが書かれていました。
「彼の蹴り方の説明は、フォックス(NZ)が言っていたことと同じですよ」、ジョニー・ウィルキンソンのコーチング・セッション後、上井草の早大グラウンドの片隅で、今泉清が口を開いた。「何が違うのか…、練習量ですよ」

なるほど。やはり本番(試合)でいかにすばらしいパフォーマンスを見せるかというのは、その準備にかかっているということを、改めて認識させられました。
それから、イタリア戦を中心とした、春のジャパンの総括記事。
藤島大氏によるイタリア戦のレビュー記事につけられた見出し
ひどくはない。惨めでもない。
だからこそ、もどかしい。

思わす、うまい!と思ってしまいました。
また、カーワン監督の、
進化は明らかも、課題がそのまま。

というのも、言い得て妙。
イタリア代表のジャパンに対する評価を、首脳陣はもう一度真摯に受け止めてほしい…そんな気がしました。

25.7.04

New Zealand vs South Africa

トライネーションズ第2戦。オールブラックス(NZ) vs スプリングボク(SA)。
オールブラックスが辛勝。
New Zealand South Africa
1st2nd1st2nd
01T30
00C30
42PG00
00DG00
1211sub210
23 21


スプリングボクは、勝負に勝って試合に負けた感じ。

SAのキックオフで始まった試合。
NZがキャッチしてラックになったボールを、いきなりSAがターンオーバーしてトライ…という波乱の幕開け。
その後、NZが3本のPGで逆転(9-7)したものの、NZ陣10m付近でのSAボールのスクラムが回ったところから、ブラインドサイドを抜け出て、一気にゲイン。NZもディフェンスするが、ボールをうまくつながれてトライ。コンバージョンも決まって9-14。NZがまたもやPGで追いすがったところで、SAがカウンターアタックからやはりうまくつなないでトライ。コンバージョンも決まって12-21。ここで前半終了。
後半もNZが攻めるも、SAが必死のディフェンス。NZはPGでじりじりと追いつき、後半30分に18-21と3点差までに追いつく。そしてNZが怒濤の攻撃で攻め続ける中、後半40分、NZのWTBハウレットが右隅に飛び込んでトライ。これでNZが23-21と逆転したところでノーサイド。
試合内容的には、SAがよかった。
まずディフェンスの出がよかった。これがある程度裏目に出てペナルティとなった部分も多かったものの、NZのバックスにほとんどプレーをさせないディフェンスでした。
また、タックラーがしっかりボールを殺し、その後ポイントに入る選手もボールにからむというしつこいディフェンスから、NZの球出しのタイミングを崩していたところもよかった点でしょう。残念ながら、後半に追いつかれて3点差となったところで、ペナルティーでも同点になってしまうことから、若干で足が鈍ったところもあるものの、全体としてはよかったと思います。
アタックは…判断が難しいですね…。なかなかボールが獲得できず、きっちりとしたアタックができなかった感じがします。もちろん、3トライという結果が示しているように、チャンスではきっちり点数をあげていたのですが、完全にNZを崩したともいいづらいように思います。
一方のNZですが、きっちり最後に勝ったところはさすが。
しかし、SAのディフェンスが厳しかったところもあるものの、ハンドリングエラーが14(SAは9)と多かったのが気になります。ここできっちりボールを取っていれば…というところでのハンドリングエラーも目立ったように思います。
また、今のNZのバックスは、かなり浅めのラインをひいているのですが、SAの激しい出足に機能させられなかった気がします。NZバックスの方針なのかもしれませんが、途中でもう少し深めのラインにして、外勝負にもっていった方が良かったのではないかと思います。このあたりは、オーストラリア戦の中継でも、解説の岩渕くんも指摘していたことですが、後2試合で両チームが1戦目と同じようなディフェンスをしてきたとき、今のままでは危ないのでは?
ディフェンスは、それほど悪いという感じはしませんでしたが、かといってよいという感じもあまりしませんでした。ここもちょっと気になりますね。
ただ、途中出場のSHケラハーがなかなかよかった。なかなかケラハーのプレーが見れなくて、ちょっと残念…と思っていたのですが、やっと見られました。
さて、次の試合はワラビーズ vs スプイリングボク。
両チームのNZとの戦いを見ていると、かなりおもしろい試合になるではないかという予感が。
次週が楽しみです。

24.7.04

やったね!大久保&木曽!

ニュースクリップにもクリップしておきましたが、SANSPO.COM の情報によれば、大久保直弥、木曽一がNPCの州代表チーム入りとなったようです。

大久保直弥、木曽一がNZトップクラスの 州代表入り

記事によれば、最終メンバーに残ったということなので、レギュラーとして出場するのかどうかはわからないようです。
しかし、それでもNPCのチームに選ばれるということはすごいことだと思います。
大久保は春のジャパンを辞退してのチャレンジだったわけで、まさにがんばった甲斐があったというところでしょう。
��PCは見たことがないのですが、非常に楽しみになりました。
是非、JSPORTS での放送、お願いいたします。

23.7.04

NZRUGBYのニュースレター

先日、NZRUGBY.COM で、NewsLetterの登録をしたら、昨日、Newsletterが届きました。

内容としては、次のトライネーションズの試合(NZ vs SA)のメンバーと、Steve Hansen、Wayne Smithの両コーチが、もともとコーチをしていたクライストチャーチに戻る(今度の試合はクライストチャーチのジェドスタジアム)という話、高校日本代表との試合の話なんかが掲載されています。
ちなみに、今週の土曜日に行われる オールブラックス vs スプリングボクのメンバーは、以下のようになっていました。
ALL BLACKS
15 Mils Muliaina
14 Doug Howlett
13 Tana Umaga (Captain)
12 Daniel Carter / Sam Tuitupou
11 Joe Rokocoko
10 Carlos Spencer
9 Justin Marshall
8 Xavier Rush
7 Marty Holah
6 Jerry Collins
5 Simon Maling
4 Chris Jack
3 Greg Somerville
2 Keven Mealamu
1 Kees Meeuws
SPRINGBOK
15 Percy Montgomery
14 Breyton Paulse
13 Marius Joubert
12 De Wet Barry
11 Jean de Villiers
10 Jaco van der Westhuyzen
9 Fourie du Preez
8 Jacques Cronje
7 AJ Venter
6 Schalk Burger
5 Albert van den Berg
4 Bakkies Botha
3 Eddie Andrews
2 John Smit (captain)
1 Os du Randt
オールブラックスのインサイドセンターのカーターは、怪我のため出場が微妙なようです。
クルセーダーズファンの私としては、本当に出場しないとしたら、非常に残念です……
相変わらずマコウの名前もないし…

19.7.04

New Zealand vs Australia

少々遅くなりましたが、トライネーションズ第一戦「オールブラックス vs ワラビーズ」をJSPORTSで観戦。
雨の中での試合となり、華麗なバックスのアタック…という試合にはなりませんでしたが、なかなか見応えはあった試合だと思いました。
New Zealand Australia
1st2nd1st2nd
01T01
01C01
12PG00
00DG00
313sub07
16 7


中継の映像を見ているだけでも、かなり強く降っているということがわかる雨。
どうやら前日も雨だったらしく、かなりゆるくなった足場での試合となり、両チームとも足がかからずにこける場面も見られました。
この試合でまず目立ったのは、ワラビーズのディフェンスでしょう。
詳細なスタッツは忘れてしまいましたが、前後半ともほとんどワラビーズ陣内での試合展開となっていました。にもかかわらず、ワラビーズディフェンスは、オールブラックスにゴールラインを割らせません。前後半とも1〜2本くらい、トライをとられてもおかしくないところまで追いつめられながら、結局とられたトライは1本だけ。特に前半は、オールブラックスのハンドリングミスの多さも目立ちましたが、それでもここぞというときのディフェンスはさすが。ワラビーズの安定した強さを印象づけられました。ただ、このときのような激しい雨の試合では、やはりキックを有効に使って、敵陣に入って試合をコントロールする必要があったと思いますが、いかんせん、SOのラーカムのキックが調子悪かったですね。かなりミスキックが多く、これがワラビーズのリズムにできなかった原因のひとつであったと思います。トライをあげたものの、これはゴール前にあげたパント処理を、オールブラックスのロコゾコがミスしたところをついたトライ。これできっちりとるところがすごいとも言えますが、完全にオールブラックスディフェンスを崩しきれなかったところは、反省点ではないかと思います。
オールブラックスは、先も少し触れたように、特に前半ハンドリングエラーが目立ちました。数少ないチャンスでワラビーズがバックスに回したときは、ほとんどハンドリングエラーがなかったことに比べると、ちょっと…。もちろん、雨の試合であること、またワラビーズディフェンスがかなり激しく前に出ていたことを考えると、ある程度やむを得ないというか、仕方ないところも無きにしも有らずと言えないこともないかもしれませんが。でも、現在、世界のトップでもあるオールブラックスとしては、ややおそまつですね。
とはいえ、奪ったトライは、きっちりディフェンスをやぶっての(というか、ウィングを余らせての)トライで、お見事というかたちでした。なんだかんだ言って、こういうかたちでのトライがとれるところ、また、しっかりキックを使って敵陣で試合をし、点を取れるところでとる(PGでも点をとる)ということろはさすが。いかにして“勝つのか”というところを意識した試合を、きちんとしていたのではないでしょうか。
さて、この両チームはもう一試合、今度はオーストラリアで対戦します。
今度は是非、グラウンドコンディションの良いなかで、華麗なアタックが見られる試合になってほしいと思います。

15.7.04

いよいよ、トライネーションズ

今週末からトライネーションズが開幕します。
開幕戦は、オールブラックス vs ワラビーズ。
注目の一戦です!

トライネーションズは、南半球の強豪3カ国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ)が、ホーム&アウェイで戦います。
そして、スーパー12と同じポイント制で、勝ちが4点、引き分け2点、負けは0点、ボーナスポイントとして、7点差以内で1点、4トライ以上で1点となっています。(←JSPORTSのHPの受け売り…(^_^;))
そして、最初に書いたように、最初の試合はオールブラックス vs ワラビーズ。
オールブラックスは、イングランドとの2試合、アルゼンチン、パシフィックアイランダーズに連勝。ワラビーズもスコットランドとの2試合、イングランド、パシフィックアイランダーズに連勝。今年に入って4連勝と両チームとも好調をキープしています。
そんな両チームですが、ワラビーズはキャプテンのグレーガン、FBのロフが怪我のため出場できない模様。
また、オールブラックスは、フランカーのリッチー・マコウが、イングランド戦で頭をうった関係で、どうやら出場しないのではないかという情報があります。
私はオールブラックスを応援していますが、やはり“鉄人”グレーガン率いるワラビーズをくだして、ワールドカップでのリベンジを果たして欲しかった…。残念!
リッチーも好きな選手なので、是非出て欲しかったのですが…。こちらも残念!
しかし、両チームとも選手層は厚いので、きっといい試合になると思います。
週末まで、海外のラグビー関係サイトをチェックして、何か情報があれば、アップしていきたいと思います!

10.7.04

私はこの人に会いました

今日のラグビー関係のニュースは、来日したウィルキンソンの話題一色ですね。
うーん。私も見てみたかったな…生ウィルキンソン…(^_^;

で、くやしいので、別のプレイヤーと一緒に撮った写真を掲載することにしました…(^_^;

実は先日のNZテストマッチツアーで泊まったホテルは、ALL BLACKSの選手達も泊まっていたホテルだったのです。
で、ALL BLACKSのこの選手と一緒に写真を撮らせてもらいました。
クリス・ジャックと
ALL BLACKSのロック、クリス・ジャック選手です。
私の身長が約167cm…見事に肩にも達するかどうかというところ…(^_^;
握手もしてもらいましたが、むちゃむちゃでかい手でした。
また、うちのかみさんは、この選手と写真を撮らせていただきました。
ジョー・ロコゾコと
ウィングのジョー・ロコゾコ選手です。
この写真、テストマッチ当日の午後に撮らせていただいたものです。
試合前にふらふらしとっていいんかい?と思っていたら、なんと3トライの大活躍!びっくりです。
他にも、カーロス・スペンサーとか、リッチー・マコウとか、主立った選手は“見た”のですが、舞い上がってしまって声をかけることができず、結局写真を撮らせていただいたのは、この2選手だけでした…。

8.7.04

日本人選手に足りないもの

川崎のBOOK OFFで買って(なんと100円!)しばらく“積んどく”になっていた「アンガス—A・F・マコーミック伝(伊藤健司著 羊泉社) 」を、読み始めた。
まだ、全部読んだわけではないのですが、ちょっと気になった記載があったので。

ちょっと長くなるが、その部分を引用させていただきます。
 アンドリュー・マコーミックをはじめとする外国人プレーヤーたちが、ゲーム中に見せる日本人にない強さを極論してしまうなら、自己責任によるプレー選択の決断力が優れているからではないかと筆者は考える。
 目の前にいる相手にタックルに入るか入らないか。タックルしたあと、倒れたまま休むか、次のプレーに向かうか。アタックのオプションである、ラン・パス・キックのどれを選ぶか。
 試合中、無数に繰り返される個々のプレーは、すべてその選択の結果といえる。
 その選択は自由であるだけに、また責任も伴う。彼らは選択が失敗したときの処理の仕方も訓練されている。だからこそ、自由な選択の決断ができるのである。
 ところが、この訓練がほどこされていないと、責任を取るすべを知らず、自由であることを恐れる。恐れは判断を遅らせ、ときには正しい選択ができなくなる。
 ジョン・カーワンやケブン・シュラーなど、日本在住のオールブラックス経験者からも、「日本人プレーヤーは、フィットネスと技術の面では外国人に見劣りはしない」という証言を聞くことができる。カーワンなどは、「NECのチームメイトには、オールブラックスの基準値を超えている者もいる」とさえ言っている。
 日本人プレーヤーの弱さは、体格・体力・技術といった身体的要因よりもメンタル面の問題が大きいといえるのである。

この後、日本が「人との競争社会」であり、往々にして人と比較して「人より劣っていないところで満足感を得る」と分析。それに対して、ニュージーランドでは「自分との競争」であり、自らの目標に対して競争をする。これがメンタル面での強さを生んでいるとしています。
そして、
 日本では、「負けたけどいいゲームだった」とよく評価することがある。日本人にはその心情が理解できる。これがじつは、「人より劣っていない満足感」なのだ。
(中略)
 マコーミックは、「負けたけどいいゲームだなんておかしいよ」と言う。
 カーワンもこう言う、「勝つかどうかがまず大切なんだ。どう勝つかはそれほど重要じゃない。勝ったあとで少しは内容が評価されるくらいだよ」。

としています。
この本が出たのが1999年。それから5年。
果たして、日本代表は進歩しているのか……。
��この本については、全部読んだら、また別途感想をアップしようと思います)

6.7.04

日本代表 vs イタリア代表の会見レポート

JRFUで、会見レポートがアップされてました。
それを読んでの感想。

イタリア代表 ジョン・カーワン監督の発言より。
メンタル面でずっと指導してきましたが、最後まで精神的によく戦ってくれた選手を誇りに思います。

イタリア代表 マルコ・ボルトラー主将の発言より。
イタリアチームは疲れていましたが、最後の20分間でメンタルな部分で日本を上回って勝つことができたと思います

日本代表 萩本光威監督の発言より。
相手のプレッシャーの中で、選手一人一人が練習でやってきたことと少し違うことをやっていました。この辺りに精神的な乗り越えていかねばならない壁があると思います。

さもありなん。
同じく、萩本監督の発言より。
今回の合宿や試合で見えてきたものもありますので、選手の見方、セレクションも変わるんじゃないかと考えています。

できれば、セレクションマッチなんかもやって欲しいと思います。

イタリア戦 こぼれ話

日本代表 vs イタリア戦の、実際の試合以外の話を少し…。

日本代表 v イタリア代表
��秩父宮ラグビー場の入り口。左下に写っているのは、いつも出ているたこ焼きや。私は、ほぼ毎回買ってます…(^_^;)

● イタリアフェア…
この試合では「イタリア・フードコート」ということで、イタリア料理の屋台が出るという情報があったので、ちょっと期待していたのですが…あんまりたいしたことなかったです…(^_^;でもまぁ、人が多かったこともあって、かなり盛況という感じでしたね。
イタリアンな屋台
��バックスタンド裏に出ていたピザの屋台。ラグビー場入り口のところにも、ピザ、弁当、ジェラートの屋台が出てました)
● トークイベント
13:00から、メインスタンドに向かって左側のインゴールのところで、伏見高校ラグビー部総監督の山口良治氏、元日本代表の大八木淳史氏を迎えたトークイベントがありました。(ちなみに、司会進行は村上晃一氏)
トークショー風景
��こんな感じです。暑そう…)
トークショーの風景その2
��位置関係は、こんな感じ)
企画は悪くないと思うのですが、今イチ声も聞き辛く、よくわからなかったというのが正直なところです。(半分は、この写真を撮ったりして、私がちゃんと聞いていなかったという話もありますが…)
● トッポジージョ
トッポジージョが来てました。映画をやるそうです。
下の写真はハーフタイムの時に、バックスタンドまで来たトッポジージョ。
トッポジージョ
「トッポジージョって聞いて、わかってしまうかどうかで、年がわかりそう…」と、かみさんと話しておりました。
すると、後ろの席に座っていた子供からこんな言葉が…「なんだ、あのネズミ?」
もちろん、私もかみさんも、知っていました…(T_T)
��私はトッポジージョの絵皿を、かみさんはトッポジージョの弁当箱を使っていたそうです)
● ピチピチジャージ
事前報道で「なんだと〜!」と思ったわりには、それほど大きなデザイン変更もなく、話題にならなかった(と私は思っている)「ぴちぴちジャージ」。
昨日、秩父宮に向かう途中に買ったサンケイスポーツの記事によると、汗がそとに染み出る素材を使っているとか。記事では「これで、さわるとヌルヌルするので、小野澤選手はまさに“うなぎ”状態になる」なんて書かれていました。(すでに新聞は手元にないので、記憶をたよりに書いてますが…)
まさか、大畑、それでボールがすべったとか言わないよね?
● おまけ
昨日は、家に帰ってきてからJSPORTSの中継を見たのですが、なんと私とかみさんが映ってました。しかも「スタンドのこのあたりをよく見ると…
」ということでなくて、しっかりと。
メンバー紹介の前あたりで写った、帽子をかぶってジャパンのレプリカジャージを来た二人組が、私とかみさんです…(^_^;

5.7.04

日本代表 vs イタリア代表

たった今、日本代表 vs イタリア代表の試合から帰ってきました。

[2004/07/05] 追記

残念ながら日本代表、金星ならず。
スコアは、以下の通り。

JAPAN ITALY
1st2nd 1st2nd
01T22
01C12
12PG11
10DG00
613sub1517
19 32

炎天下となった秩父宮ラグビー場。
驚くことに、その秩父宮がほぼ満員とも言えるほどの観客が押し寄せました。
この試合、読売新聞が後援だったようですので、招待客も多かったのではないかと思われますが、それでもかなりの観客だったのは間違いありません。
観戦した感想を、帰りの電車の中でもいろいろ考えていました。
けして悪い試合ではなかったと思うのですが、ここ一番で結果を出せなかっただけに、素直に「いい試合だった」と言えない気持ちが少しあります。
ただ、この試合、ジャパン云々より、やはりイタリアのディフェンスがよかったのではないかと思います。そこは、ジャパンが点数を取れないとか言う前に、やはりイタリアが一枚上手だったのではないかと。
そして、まだジャパンとイタリアには、(この点差よりは少ないと思うものの)まだ実力差があるのかなぁ…というのが率直な感想です。
ちょっと今回、SOの森田選手に注目していたのですが、彼のパスはすばらしかった。
私が見ている限り、つねに相手が一番取りやすい位置にパスが出ていたように思います。
ともすると、キックばかりが注目されてしまう森田選手ですが、やはりただ者ではないところを見せていただきました。
��でも、タックルはもう少しがんばった方がいいかなぁ…)
炎天下の中の試合で、すでに記憶が薄れているところもありますので、これから放送されるJSPORTSのビデオを見て、また思うところがあれば、書きたいと思います。
とりあえずは、残念…でありました。
[2004/07/05 追記]
昨日、このエントリをアップしてから、JSPORTSの放送を見ました。
やはり、集中すべきところでの集中力の違いが「イタリアの強さ」であり「ジャパンの弱さ」なのではないかと思いました。
前半のラインアウトしかり、あの「幻のトライ」しかり。
ここでとれば流れを寄せられる…というところで出たミスが、勝敗を分けた気がします。
こうした部分は、やはり“教えられる”部分ではなく、競った試合の中から“学ぶ”ことのように思います。2試合しかないパワーズカップでの経験と、少なくとも5試合あるシックスネーションズ(さらに、今回のイタリアはその後にルーマニアとも対戦)を経験しているチームでは、おのずと差が出てしまいます。
こうした強化は、監督やプレイヤーだけの問題ではなく、日本協会にもがんばってもらわなければなりません。
一朝一夕に解決できる問題ではありませんが、反面、今までも言われてきた問題でもあると思います。なんとかしてもらいたい…。
ジャパンとしても試合は、秋のウェールズ、スコットランド遠征までありませんが、そのとき、それらの試合を見たファンの感想が、この試合と同じということが内容に、切に祈ります。

2.7.04

日本選抜 vs イタリア代表

昨日は仕事が遅くなって、夜遅く帰宅。JSPORTSの中継をビデオ録画したもので、午前0時頃から観戦。
いやはや、わざわざ夜遅くまで見たのに、がっくりもいいところ。
しかもこの「がっくり」は、試合結果云々ではなくて、“試合内容”がです。

このblogをご覧になる皆様であれば、当然試合結果はご存知のことと思います。
日本選抜 5-22 イタリア代表。
このシリーズ、ちょっと失礼な言い方かもしれないけど、日本代表が結果を残せば(勝てば)いいのですから。だから、負けたことはいいのです。でも試合内容が…。
昨夜はどうも気分が悪いまま寝ることになってしまい、そして今朝の通勤電車の中で、もう一度昨日の試合のことを考えていたのですが、やはり「がっくり」です。気づいたところを。
● ミスが多すぎる
確かに、前半のディフェンスは、けっこうよかったと思いました。
しかし、特に後半に入ってからは、単純なミス(ハンドリングエラー)が多すぎ。あんなにぽろぽろやってて、勝てるわけがない。いや、それ以前にゲームにならない。
昨夜は暑かったというところもあるかもしれないが、それはイタリア代表も同じ。いや、イタリア代表の方が、ルーマニアからの移動の疲れの上に暑さがくるのだから、それ日本選抜が感じる以上に辛いコンディションだったはず。
それなのに、集中力を欠いたようなミスが多くては、見ている方も「がっくり」。
● 方針が見えない
この日本選抜は、勝つつもりだったのでしょうか?
もちろん最初から負けるつもりはないだろうけど、本気で“絶対に勝つ”という気持ちがあったのか?
だとすれば、もう少し「どうやって勝つのか、どうやって点を取るのか」を見せてほしかった。
特に後半。不用意なキック、戦略の見えないパス回し…。
前半にトライをとったけれど、1本だけだったわけだし、それなりにイタリア代表の動きを見た後なのだから、勝つつもりなら、どういうオプションを使うのか、そのあたりを徹底しなければならなかったはず。それなのに、日本選抜にボールがわたっても、どうやって相手陣まで行って、どうやって点を取るのか、それがまったくわからなかった。
意味のないキックに、イタリア代表もキックで返してくれた場面が多かったのでこの点差だが、もう少しイタリア代表がいろいろ仕掛けていたら、もっと点差が開いたのではないでしょうか?
● 選手達はどう考えていたのか
スポニチアネックス に「代表定着へ…イタリア戦真剣勝負! 」という記事があったけれど、本当にそういう気合いで試合に臨んだのでしょうか?試合に出ていた選手達には申し訳ないが、そのようには見えなかった。
本当に代表へ…という気持ちがあれば、もっともっと意欲的なプレーが出ていたはずでは?
残念ながら私にはそう感じられなかった。それがもっとも「がっかり」なところかもしれないですね。
もし、本気でやりながらあのようなミスの多いプレーしかできないとすれば、残念ですが代表になるには、もう少し時間がかかるのでは?
なにやら苦言ばかりになってしまいましたが、夜遅くまでがんばった見ただけに、「がっかり」もひとしお。
今回のイタリア代表は、来日メンバーの中でも若手中心だったようで、おそらく日本代表との試合では、また違ったイタリア代表となるのではないかと思います。
なので、日曜日の試合は、こんな試合にはならないと信じていますが…。
韓国戦のような気持ちで秩父宮を後にはしたくありませんので、日本代表にはがんばって欲しい。
※ おまけ ※
サンスポの記事。
タイトルが「金星の予感…日本選抜がイタリアに手応え十分の黒星
ラグビー国際親善試合、日本選抜vsイタリア代表(30日、長居)。日本選抜が、来日初戦のイタリア代表に5−22と敗れた。終盤突き放されての敗戦も、若手日本代表メンバーと昨季W杯出場組を中心とした“正代表予備軍”は、世界ランク11位の相手を後半29分までノートライに封じる健闘。4日に東京・秩父宮でイタリアと戦う日本代表にとっては、収穫ありの1敗だった。

…とても私にはそういう試合には見えなかったんですけど…