7.6.07

テロリストのパラソル

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テロリストのパラソル
藤原 伊織
講談社 1998-07
評価

てのひらの闇 シリウスの道〈下〉 シリウスの道〈上〉 ひまわりの祝祭 雪が降る

by G-Tools , 2007/06/06


先日お亡くなりになられた藤原伊織氏の小説。前々からちょっと読んでみたいと思っていたのですが、なんとなく機会がなく読んでいませんでした。が、最近クライストチャーチの図書館に置いてあるのを発見。読んでみることにしたのでした。

久しぶりの冒険小説というかハードボイルド小説。最後は一気読み。




そのくらいおもしろかったということです。

登場人物たちが魅力的。主人公を初めとし、脇役たちもなかなかに個性的。いずれも憎めない人物達でした。

また、セリフ回しも私の好きなタイプでした。思わずニヤリとしてしまうようなセリフがたくさん出てきました。

そしてストーリー。ミステリーとしても楽しめました。

ただ、このタイトルの意味がわかるまで長過ぎというか、ちょっとそれはどうよ?という感じがしましたけど…

久しぶりにこの類いの小説、それも日本語で読んだということもあって、やや甘めの評価という気もしますが、直木賞と乱歩賞のW受賞をするだけの本ではあったと思います。




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