クライストチャーチを車で朝7:00頃出発、約6時間ほどかけてダニーデンに行き、ジュニア・オールブラックス v ジャパンの試合を見てきました。
当日のダニーデンの天気は非常によかったのですが、日陰に入るとかなり寒い…。雨の場合も考えて、屋根付きの席をとっていたので、正直かなり寒さを感じながらの観戦でありました。
試合結果はすでに協会をはじめ、多くの方々がアップされていますので、まずは簡単に感想をアップさせていただこうと思います。
今までの試合結果をネットで見ていただけに、いったいどんな試合になるやら…と思っていたこともあって、この点差で済んだのは嬉しい驚きでありました。正直に言って3桁得点に近くなるのではないかという懸念がありましたからね…。
ジュニア・オールブラックス(以降JAB)に対する感想としては「あれ?こんなもん?」でした。日本のディフェンスもがんばっていたし、よかったとは思うのですが、JABの方も今ひとつぴりっとしないというか、変なミスもあったし…。「フットボールマッドの歓喜と憂鬱」の「期待値と善戦」というエントリにある、
ジュニアオールブラックスは、Super14に名を連ねるメンバーだったが、いかんせんチームワークの部分で機能しているとは言いがたい。また、個々のパフォーマンスも本当に鈍かった。日本の出足がそれを引き出したという面も確かにあったが・・・それは捉えようの問題かもしれない。
と同じような感じを受けました。とは言え、そこはやはり“王国”のチーム、悪くてもしっかり勝ちますけどね…
さて、一方のジャパン、思っていたよりもディフェンスがよかったのは確かだと思うのですが、「「ラグビーの敵」:Rugby Football Against the Enemy.」の「低いタックルだけではトライには繋がらぬ。健闘が寧ろ指揮系の無策ぶりを露呈させたJAB戦」というエントリにあるように、どうやって点を獲ろうというのかわからないところは、本当に深刻ではないかという気がしてしまいました。
太田GMのブログには“キックのオプション選択はよかった”という旨のことが書かれていますが、どうも本当に意図しているキックなのかどうか、素人目にはわかりませんでした。というか、キックで簡単にボールを渡しているようにしか見えませんでした。それが“その精度”の問題だとしても、精度が出ないものを中心にゲームを組み立てては勝てないのではないでしょうか?
また、ペナルティーをもらっても、このペナルティからどういうプレーをしてトライを取りに行くというのがまったく見えませんでした。ゴール前でペナルティーを取ったら、こういうプレーをするというような方針が見られない。だからみんなが「どうする?どうする?」という感じで躊躇、とりあえずタッチに出してもラインアウトが取れない(そう言えば、ラインアウト…だめでしたね…)という展開。これは選手といよりは、“監督のせい”という気がしますけど。
確かにいいディフェンスをすれば、ある程度“いい試合”をすることはできると思います。しかし、点を取らなければ勝てません。前述の太田GMのブログで「価値ある敗戦!!」なんていうタイトルを見ると、「おいおい、勝つつもりはなかったのかい?」と思ってしまいますね…ちょっと寂しいです。
などと書いてしまったものの、「あぁダニーデンまで行かなきゃよかった…」という試合にならなかったことはよかったと思うし、これで最後のフィジー戦にも少しは期待が持てるようになったとのではないかという気もします。(もっと早くそういう期待が持てる試合をしてくれよという気がしますけど)
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