22.6.04

日本に帰って来ました - All Blacks vs England 2nd Test -

※ この原稿は、帰りの飛行機の中で作成したもを少々手直ししたものです。

ニュージーランドの北島オークランドのイーデンパークで行われたニュージーランド vs イングランドの第2テストマッチ、実際に現地で観戦して、昨日日本に帰ってきました。

今回のツアーは、JSPORTS 視聴者向けツアーとして開催されたもので、テストマッチの観戦とラグビー場(Eden Park)の見学や、JSPORTS のラグビー中継でおなじみの小林深緑郎さん、村上晃一さん(予定では、あとは矢野アナとなっていたのですが、変更になり、林雅人さん)が同行するというツアーでした。そんなわけで、ただテストマッチだけを見るというものではなく、いろいろラグビーに関するネタが満載の旅となりました。

今日のところは、メインイベントでもあったテストマッチの話を少し。
結果はすでにご存知の方も多いと思いますが、以下の通りです。
All Blacks v England Test Match #01
��試合終了時のスタジアム内の電光掲示板。少々見にくいですが、36ー12です)

なんと、2試合続けて、イングランドをノートライに押さえてのニュージーランドの完全勝利となりました。
今回のテストマッチで、大きなターニングポイントとなったのは、前半11分に起きてしまった、イングランドのサイモン・ショーの退場劇でしょう。
私の席から細かいところは見えなかったのですが、確かにショーがなんだか蹴りのようなものを入れているのはわかりました。もう私の周りでも大ブーイング。これはイエロー(カード)くらいは出るかと思ってレフリーを見ていると、なんと一発で退場でしたね。
オールブラックス(以下、AB)の応援をしていた私は「イエー!」と思わず叫んでしまいましたが、いくらイングランドでも14人対15人では勝てないだろう…と思うと、ちょっと残念な結果であったと思います。
ただ、この退場について、イーデンパークからの帰りのバスの中で、ツアーに同行されていた小林深緑郎さんより解説がありましたが、世界のレフリングでは「手」による暴力行為は比較的寛容なところがあるものの「足」による暴力行為は、かなり厳しく、一発でレッドというのは普通だそうです。(更に小林さんより、イングランドがABのロック、キース・ロビンソンをかなりマークしており、組織的に痛めつけておこうというような感じもあったのかもしれないという感想もありました)
いずれにしても、反則は反則。そして、これが試合の結果に大きく影響したことは間違いないでしょう。
ABから見ると、まぁ思い通りに運んだ試合と言えるのではないでしょうか。
前半のバックスでの展開では、なかなかイングランドディフェンスを破ることができませんでしたが、後半、キックを入れてから、非常に良いリズムになったと思います。個人的には、ABにはキックで崩して…というようなラグビーよりも、きっちりランニングプレーで崩すチームを望みますが、きちっとしたプランを実行して、きっちり結果を出したというところは、やはり収穫でしょう。
イングランドは、退場も問題ですが、やはりこの2試合をノートライというのが最も問題と考えなければならないのではないでしょうか。確かに、怪我のウィルキンソンが戻ってくれば、ある程度ノートライでも勝てるチームになるのかもしれませんが、やはりトライがとれなければ応援する方もつまらないと思うのですが…。
いずれにしても、これからのテストマッチシーズンをいい形で始めることができたAB。今週末にはアルゼンチンとのテストマッチ、また来月にはトライネーションズが始まります。rugrugでは、これからもABに注目していきたいと思います。

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