トライネーションズも終わり、ワールドカップまで一休み…する間もなく、ニュージーランドではAir New Zealand Cupが開幕しました。このエントリを書いている現時点で既に開幕戦のマナワツ v ワイカトは15-41でワイカトの勝利で終わっています。
そんなわけで、今さらプレシーズンマッチの話もなかろう…とも思ったのですが、せっかく写真も撮ってきたので書いておくことにしました。
以下の写真をクリックしていただくと、プレシーズンマッチのアルバムがご覧いただけます。
で、この試合、29-14(前半17-0)でカンタベリーが勝ったのですが、私の感想としては、
- 前半、カンタベリーのセットプレー(ラインアウト・スクラム)がいまひとつという感じでちょっと心配だったのですが、後半は落ち着いたようで、一安心。
- 前半、ノースハーバーを0点で押さえましたが、これはノースのミスによるところも多かったのでは?悪いというほどではないにしても、ちょっとミスタックルも多かったのでは?
- ハーフバックはエリス先発、後半途中でケビン・シニオが出場。アタックのリズムという面では、シニオの方がよかったのでは?
- ノース・ハーバーのセンター、トゥイタヴァキ(Anthony Tuitabake)は、攻守に渡り目立っていました。シーズン中も活躍しそうな予感。
という感じでした。
自分は昔、スクラムハーフとしてプレーしていたことがあるので、ハーフバックには目がいってしまうのですが、エリスは髪型が変…なのはどうでもよくて、昔見たときよりもパスも、全体的なプレーの質も、今ひとつという気がしてしまったのでした。ま、プレーしていたと言ってもたいしたプレイヤーではなかったので、私の見方の方が今ひとつという説もありますが…
そんなわけで、こんな印象だった後に、ABsにエリスが選ばれたという話を聞いて、そりゃもう驚きました。
ニュージーランドに限らず、多くのラグビーファンが驚いたセレクションだったわけですが、グラハム・ヘンリーは、このセレクションについて、
Henry said the demotion of Weepu was a decision made "on form". He added: "Piri hasn't played particularly well through the Tri-Nations and Andy played particularly well for the Junior All Blacks. It's a very contestable position and it's good for New Zealand rugby that we have got some depth there at halfback."
と、ピリのトライネーションズでの“でき”と、エリスのジュニアでの“でき”の差だと言っています。しかし、本当にそれだけなんでしょうか?
また、Rugby Kingdomでラグオさんは、
エリスを選んだのはNo1??ハーフバックのケラハーとウィプーのタイプがかなり似ているのもあるしブレンダンがかなり良いので安心できて違うタイプを選びたかったのでしょう。
(サプライズ!オールブラックスワールドカップメンバー発表):改行位置のみ変更
と、ブレンダンの活躍とケラハーとウィプーのタイプについて指摘されています。
私の知り合いの方は、このセレクションについて、『ウィプーには、もともとハーフとファースト・ファイブ・エイス(FFE)のバックアップの意味があった。しかし、FFEのバックアップという意味では、ニック・エバンスの調子がいい。また、ユーティリティープレイヤーでどこでもいける。なんていうところも影響したのでは?』と言っていました。
正直、私はジュニアでのエリスの活躍は見てないし、トライネーションズのウィプーも、そんなに悪いとも思いませんでした。なので、調子云々の話は判断しかねます。ラグオさんや知人の考えには、なるほどと思うところがあります。カンタベリーファンとしては、カンタベリーから選ばれることはうれしくないわけではないですが、やはりなんだか納得が行かない感じがしてしまいます。
今回のワールドカップでの優勝はニュージーランドの悲願であり、ここでの成績が自分たちの評価に直結するであろうことは、ヘンリー以下のコーチ陣もよくわかっていることでしょう。それだけに、考えた結果の選択であったと思うし、そう思いたい。あとは、ワールドカップできっちりと結果を出してもらうことを信じるしかないんでしょうね…。
マーテンズとカレンが落ちた前回大会もガクッときました。
返信削除今回は、なんていうか嫌われちゃったかな?って感じですね。
なんだかPiriちゃんが落ちたのは素行の問題ありという話も聞きました。
ヘンリーさんは、そういう事は関係ないようにおっしゃってるようですが、やはり規律を乱したという事で、よく思われてなかったんじゃないでしょうかね?
アリくんは、ちょっと忘れられた頃に発表があってラッキー?
コメントありがとうございました>まこう様
返信削除なんだかようわからんですね…。
素行の問題、直接ではないにせよ、セレクションに影響を与えたりする可能性はありますよね。
ま、最終的な責任はコーチ陣にあるので、あとはきっちり結果を出してもらうことを祈るばかりです。
ところで、すっかり素行がよくなったという噂のアリくんですが、リッチー、ダン、ハイマンらと、例のスープの審査をしている姿がテレビで(ちょっとですが)放送されていました。すっかり普通にしゃべれるようになって、ワインを飲んでご機嫌でした。
��Vで放映されていたというのはAll Blacksサイトで見られる画像と同じものでしょうか?アリくんご機嫌でした。
返信削除で、エプロンにall blacks.comとあった気がして気になりました(笑)。
ピリちゃんはANCでかなりハジけていたようで、うれしい限りです。
落とされた時、奮起を期待してワザと?とも考えた私です。
そうするとエリスくんがダミーになっちゃうんで、これも残酷ですね。
今までの御話を考えるとJr.All Blacksをあまり(全然?)観る機会がなかったみたいですが、そうするとチェックして欲しいと御頼みしていたドナルドの‘呪文’は解けなかったわけですね(笑)。
コメントありがとうございます>まこう様
返信削除ブロードバンドの月間利用データ量を超えてしまい(NZは使い放題ではないんですよ、ADSLが…)通信速度が遅くなっているので、allblacks.comは見ていないのですが、おそらくそれです。エプロンもしていました。
ドナルドの呪文、ANZCで注目したいと思います…(^^;