SANSPO.COMの記事 からの引用。
「今の日本のベストのメンバーだから悔しい」とNO.8箕内主将(NEC)。だが、昨年W杯のスコットランド戦出場者は4人だけ。若手育成を主眼とする代表メンバー構成では、世界ランク9位の相手には力不足。国内各チームの事情で代表選考合宿を実施できず、トップリーグでの評価で選手選考を行った首脳陣、そして日本協会上層部の責任さえ問われる結果となってしまった。
私には、箕内の言葉が痛々しく響いた。
同じ記事に、
スコットランド協会首脳とともに観戦した真下氏は「環境や開催能力だけじゃなく、代表の実力も開催国に見合うものがあることを訴えたかった」と無念の表情。
とあるのだが、だとすれば『若手育成を主眼とする代表メンバー構成』を行うことなど論外。
そもそも、相手が格下ならともかく、どう考えても格上の相手に対して『育成を主眼』など、相手にも失礼だし、テストマッチというものを、未だにわかっていないのではないかと疑いたくなる。
昔から言われていることだが『国内各チームの事情』で、満足な代表選手の選考が行えないという状況を、協会はどうするつもりなのだろう?いつになったら“ジャパン”の価値を高め、日本のラグビーが本当の意味で“ジャパン”を頂点としたかたちになるのだろうか?
nikkansports.comの記事 では、
敗因を挙げるとすれば、日本がスコットランドの実力を正確に把握していなかったことだろう。考えていた以上に速い展開を見せつけられた。BK、ラインアウトからのボールをどんどん前へ運ぶ技術も日本より一枚も二枚も上で、記録的なスコアにつながった。
とある。これも事実とすれば問題だろう。今のテストマッチで、相手の分析は非常に重要なウェイトを占めているはず。しかも、格上のスコットランド相手。分析をしていなかったは論外。したにもかかわらず、考えていたのと違った(分析がはずれた)というのも大問題。日数は少ないが、今後の2試合については、こんなことは許されないだろう。
もうひとつ。
日本協会のサイト。
日本代表遠征リポート は更新されているが、スコットランド戦については、トップページの試合結果のみ。
くさいものにはふた…というわけではないと思う(思いたい)が、結果は結果として真摯に受け止め、きちんとした試合の反省、首脳陣のインタビュー内容などを、きっちり載せていただきたい。
少なくともルーマニア戦の後に、同じような内容のエントリを書かなくてすむことを祈って。
0 件のコメント:
コメントを投稿