28.7.06

ヘンリーは負けたがっている?

久しぶりの更新になってしまいました。

ジェイドスタジアムにトライネーションズ開幕戦を見にいった後、実は日本に2週間ばかり戻っていました。その間、ほとんどネットに触ることはなく、メールすらほとんど見ていませんでした。

そんな中でも先週末のニュージーランド v 南アフリカの試合は、高田馬場にあるラグビー・バー「No Side Club」で観戦。オールブラックスの勝利にひとまず胸を撫で下ろしたのでした。

し・か・し。
またもやごっそりと変わった先発メンバー。ペナルティーは着実にPGで点を重ねて行くというよく言えばそつのない、悪く言うとおもしろみのない試合展開…。もちろん、個々に良いプレ−もあったんですけど、なんとなく全体的にはいまひとつ燃えないというか…

そしてニュージーランドに帰国後、ネットでニュースを見ていたら、こんな記事が。


Losing the advantage to Henry(Stuff)


昨年から勝ち続けのオールブラックスですが、なんとグラハム・ヘンリー監督は、実は負けたがっているとか…



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なんて書きましたが、ヘンリー監督はずっと勝ち続けても、来年のワールドカップで負けてしまっては意味がない。別に本当に“負けたい”と思っているわけではないけれど、負けることでチームが成長するのであれば、ワールドカップの前に負けた方がいい…みたいなことを言ったようです。

なんだかもう…本当に“富めるチーム”は違いますよね、言うことが。どこかの国のフランス人ヘッドコーチにも、このくらいのことを言ってもらいたいですわ…

というのは半分冗談としても、確かにラグビー王国にとって、ワールドカップでまだ一回しか優勝していないという事実は受け入れがたく、なんとしてでも来年のワールドカップでは優勝を…という気持ちはわかります。そして、現在ニュージーランドで暮らしている私としても、是非優勝して欲しい。でも、負ける云々の前に、あまりにも頻繁な(先発)選手の入れ替えや、手堅すぎるとも思える試合運び(狙えるところはすべてPG。ある程度の得点差があってもPG…)といったあたり、本当にこのままでいいんでしょうか?

確かに勝つためのゲーム運びというのが必要なのはわかるし、国民も勝つことを当然と思っているくらいですから、その期待にも応えなければならない部分も大きいのでしょう。しかし、どうもラグビー王国らしからぬラグビーになっているような、気がしてしまうんですよ。なんだか最近は。それでもワールドカップで優勝すれば、よかったよかったってなるんでしょうけど…

なんだかまとまらない文書になってしまいましたが、オールブラックスには、もう少しわくわくするような試合をして欲しいなぁ…と、ちょっと思ってしまった私でした。


2 件のコメント:

  1. 元TITLE-なるほどー
    ラグビー王国ならではの、贅沢な悩み(?)ですね。どこかの国のヘッドコーチ、今頃どこで何をしているんでしょうね、まったく。

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  2. 元TITLE-ちょっとしゃくに触ります
    コメントありがとうございます>サファイア様
    まぁ冗談も入っているんだろうし、そう言えるくらい強いのもわかるんですけど、なんかしゃくに障ってしまいますね…(- -#)
    仏から来たHCも、別の意味でしゃくに障るというか、頭にkるうと言うか…(- -##)

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