22.3.03

三度目の正直(日本選手権 決勝)

日本ラグビーの'03ー'04シーズンをしめくくる最後の試合、日本選手権の決勝が国立競技場で行われました。
本当は見に行こうと思っていたのですが、諸般の事情からTV観戦。
いやぁ、いい試合でした。

結果から言えば、東芝府中ブレイブルーパスが神戸製鋼コベルコスティーラーズを22ー10で破って、ついに“三度目の正直”で、日本選手権のタイトルを手にしました。(三度目の正直とは、東芝府中がトップリーグ、マイクロソフトカップの両方とも準優勝だったため)
ゲーム全体は、どちらかと言えば神戸製鋼がうまく進めていましたが、いいところでハンドリングエラーが出てしまい、得点を重ねるには至らずという感じ。一方の東芝府中も、得意のモール攻撃が押さえ込まれ、キックもいまひとつの状態から自陣でのプレーが続くという厳しい状態。しかしその中で、数少ないチャンスを東芝府中が活かしての勝利でした。
後半20分過ぎに、東芝府中の立川選手が、いらん反則でイエローカード(シンビン=10分間の退場)を受けるという、日本選手権にはふさわしくない場面もありましたが、試合は最後まで両軍の意地がぶつかり合う、いい試合だったと思います。
さて、これでいちおう03-04シーズンは終了となりますが、南半球ではSuper 12が盛り上がってきています。日本でも5月からは新生日本代表(ジャパン)の活動が始まります。冬だけやっているようなイメージのラグビーですが、いやいや、まだまだ続きます。
私もばんばんラグビー見ていきたいと思います!

14.3.03

日本選手権 準決勝

日本選手権の準決勝。久々に地上波でも中継があるということで、NHKで観戦。
2試合とも見応えのあるゲームになりました。

おなじみ(?)JSPORTS でも中継はあったものの、同時刻に生中継が組まれていたので、順番に2試合とも放送予定となっていたNHKを選択。
缶ビール片手にTV観戦しておりました。
NHKの放送順で言うと、第一試合が近鉄花園ラグビー場で行われた「神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs NECグリーンロケッツ 」。
立ち上がり、両チームとも敵陣でゲームを進めたいという意図からか、キック中心のゲーム運び。なんたって準決勝ですから、固めの試合運びとなるのは、ある意味いたしかたないところではあるのですが、見ている方としてはやや退屈。
それでも、ここぞという時には、するどいアタックとそれに負けず劣らず厳しいディフェンスがぶつかり合い、前半は14ー12と神戸 リードで折り返し。後半も神戸 が続けてトライを取って引き離しにかかるかと思えば、NEC もトライで応戦。後半34分にはNECがPGで28ー29とついに逆転。
NEC としては、絶対さけなければならなかった自陣でのペナルティーをしてしまい、神戸 がPGで31-29と再逆転。そして最後には、SOミラーと変わって途中出場していたホラにDGを決められて34-29でノーサイドとなりました。
最後の最後まで、目の離せない好ゲームだっと思います。
第二試合は東京秩父宮ラグビー場で行われた「ヤマハ発動機 vs 東芝府中ブレイブルーパス 」。
トップリーグ では引き分け、マイクロソフトカップ では東芝府中 の勝ち。はたしてヤマハ は三度目の正直で勝利をもぎとれるか…という試合でしたが、結果から言えば12ー33とけっこうな点差で東芝府中 の勝利となりました。
しかし、ゲーム自体は、途中東芝府中 が引き離すも、ヤマハ は決してあきらめたようなプレーもなく、東芝府中 の、ゴール前のモールプレーにも最後まで果敢なディフェンスで挑んでおり、点差以上に見ごたえのあるゲームと感じました。
いよいよ3月21日は、日本ラグビーの'03ー'04シーズンの実質的な締めくくりとなる日本選手権の決勝です。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ が、トップリーグ に続いての2冠達成となるか、はたまた、トップリーグ 、マイクロソフトカップ と続けて2位に甘んじてきた東芝府中ブレイブルーパス が栄冠を勝ち取るか。好ゲームが期待されます。
この試合も地上波(NHK)での放送があります。是非、国立競技場に足を運んでいただけるか、TVでご覧いただき、「ラグビーって、けっこうおもしろいじゃん…」と思っていただければ幸いです。